SUSTAINABILITYサステナビリティ

今世界は、地球温暖化に関する環境課題や雇用や教育、福祉といった多分野にわたる社会課題など
かつて経験したことのない大きな危機に直面しています。
私たち大晃グループはこれらの課題解決に向けたサステナビリティ活動を展開しています。

企業活動のあらゆる面から
サステナビリティを
積極的に推進します。

国連が推進するSDGs(Sustainable Development Goals)は、2030年までの持続可能な開発目標として17のゴール・169のターゲットを掲げています。大晃グループはグローバルに事業活動を行う存在であることから高い使命感をもってこれに賛同し、世界が直面するさまざまな環境問題、社会問題の解決に貢献していきたいと考えています。
多岐にわたる産業界に環境に配慮した製品やサービスを提供する。また拠点・工場などのある地域社会に貢献する。さらにコンプライアンスや安全管理などのガバナンス体制を築く。大晃グループは企業活動のあらゆる面から、サステナビリティを積極的に推進していきます。

環 境Environment

E環境対応製品の開発・製造

舶用分野では、NOx 3次規制への対応製品となる「SCRシステム用尿素水移送ポンプ」や船舶からの油濁水の排出を防止や排水中の油分濃度を監視する「ビルジ排出監視装置」、海洋汚染防止の「油水分離機」「汚水処理装置」など、プラント分野では、独自開発のスクリュー形状を持ち、低速運転による製品の長寿命化・低騒音化・低振動化などを実現した「ドライ真空ポンプ」、省エネ型ロータリブロワの「TBSシリーズ(2020年度 省エネ大賞「中小企業庁長官賞」受賞)」などを開発・製造しています。併せて、LNG(液化天然ガス)やアンモニア燃料などに対応するOIL & GAS対応製品の開発・製造を行っています。
また、環境負荷の少ない電気自動車の需要が高まる中、大晃グループの中国電機サービス社では、日本初となる船舶搭載用電気自動車普通充電設備「エコマリン」を開発しました。この装置は、カーフェリー専用の製品で、航行中に車両甲板で電気自動車を充電する装置です。

NOx 3次規制に対応する「SCRシステム用尿素水移送ポンプ:薬注ポンプTMC」
詳細は「大晃機械工業サイト|環境への取り組み」をご覧ください

独自開発のスクリュー形状を持つ「ドライ真空ポンプ:MDP-V」
詳細は「大晃機械工業サイト|真空ポンプ詳細情報」をご覧ください

特殊形状のインペラを高速回転させることで省エネを実現した「TBSシリーズ」
詳細は「大晃機械工業サイト|ルーツブロワ詳細情報」をご覧ください

船舶搭載用電気自動車普通充電設備
「エコマリン」
詳細は「中国電機サービス社サイト」をご覧ください

LNG/アンモニアなど次世代燃料に対応する「ディープウェルタイプ」製品

E各拠点における省エネ、CO2削減、地域資源保護活動などの取り組み

温室効果ガス削減へ向けた取り組みは、世界中の国や企業が果たすべき重要課題です。私たち大晃グループも例外ではありません。大晃グループにおける具体的な取り組みは以下のとおりです。
【省エネ法:エネルギーの使用の合理化等に関する法律】によるエネルギー使用量の把握と削減
【温対法:地球温暖化対策の推進に関する法律】によるCO2排出量の把握と削減
【化管法:特定化学物質の環境への排出量の把握等及び管理の改善の促進に関する法律】での化学物質排出量の抑制
【廃掃法:廃棄物の処理及び清掃に関する法律】に対して産業廃棄物の減少及びリサイクル率の向上
これらの法令にしたがって、県や国に使用量等の届出を実施しています。

大晃グループ各企業の工場では、CO2排出量削減・省エネなどの取り組みを進めています。

「ニホンアワサンゴ(写真右)」は「海の花束」と例えられ、沖神室島付近が国内最大規模の群生地です。2013年2月には瀬戸内海国立公園が初めて海域公園地区に指定されました。しかし、2020年10月、ニホンアワサンゴの大量死が発覚。現在、環境省により原因を調査中ですが、大晃機械工業でも地元の大島商船高等専門学校とともに、海面に浮遊する発泡スチロールビーズを主としたマイクロプラスチックの回収と濃度分布調査の実施に協力しています。(写真左:マイクロプラスチック回収装置を搭載したソーラーボート)

E水関連・再生可能エネルギー事業

水関連・再生可能エネルギー事業の分野では、遠心ポンプを発電水車に転用、ダムや上水施設で使用する「小水力発電システム」の開発・運用や、自社保有地を活用した「太陽光発電(発電量:年間約300万kWhを供給)」などを行っています。また排水処理施設、藻類バイオ燃料プラントへのエア供給などを用途とする省エネ・完全無給油で稼動する「電磁駆動式ダイアフラムブロワ」などの製品の開発・製造も行っています。また、山陽設計工業でも「洋上風力発電装置設計」や「太陽光・太陽熱発電システム設計」などの業務を行っています。

温見ダム小水力発電所(山口県下松市)で稼動する「小水力発電システム」
詳細は「大晃機械工業サイト|環境への取り組み」をご覧ください

太陽光発電施設「TAIKO平生ソーラーパーク」
詳細は「大晃機械工業サイト|環境への取り組み」をご覧ください

排水処理施設などで使用される「電磁駆動式ダイアフラムブロワ」
詳細は「大晃機械工業サイト|環境への取り組み」をご覧ください

洋上風力発電装置の一部詳細設計を担当
詳細は「山陽設計工業サイト|事業内容」をご覧ください

太陽光・太陽熱発電システムの設計
詳細は「山陽設計工業サイト|事業内容」をご覧ください

ガバナンスGovernance

Gコンプライアンス/BCP

企業が存続するための基盤となるのがガバナンスです。大晃グループではなかでもコンプライアンス、リスク管理を重視し、さまざまな取り組みを行っています。

(例)
【外為法:外国為替及び外国貿易法】を順守し、安全保障輸出貿易管理の周知徹底も行っています。
【労働基準法】【労働安全衛生法】を遵守し、安全衛生管理を徹底し、労働災害や疾病を未然に防ぐ努力も行っています。

一方、BCP(Business Continuity Plan:事業継続計画)についても2015年に策定し、以降、順次ブラッシュアップを重ねています。大規模災害時等の対応策をあらかじめ定めることで事業の継続を担保し、グローバル企業としての社会的責任を果たしていきます。